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内定者研修のプログラムに必ず盛り込むべき5つの内容

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内定者研修の内容を考えるのって、意外と難しいですよね。
入社までに学んでおいてほしいことは言い出せば限りないけれど、まだまだ辞退のリスクもあるなかであまり詰め込み過ぎてうんざりされても困るし・・・。そんな風にお悩みの人事の方は少なくないようです。

内定者研修のメニュー作りのコツは、あまり先々のことまで考え過ぎず「実際に入社までの期間に必要なこと」に視点を絞って考えることだったりします。

具体的には、以下のようなポイントを押さえるとよいでしょう。


1.「会社」とは何かについて


学生は、そもそも「会社」とはなんなのかということを意外とわかっていません。学生の多くにとって「働く」というとアルバイトの経験しかないため、給料は労働時間に比例してどこからか湧いてくるもののような感覚で捉えているようなケースもしばしば。会社というのが、基本的には利益を追求することを目的とした組織であり、その存在を維持するには1秒1秒にもコストがかかっているという基本的事実を教えてあげましょう。

具体的なメニューの例・・・
・組織の仕組みと関わる人々
・会社の存在意義と運営に必要なモノ、コト
・社会人がもつべきコスト意識

2.企業人としての自覚


内定者はどうしたって浮かれ気味なことが多いです。まだ入社していないうちから、友だちと集まると気分だけは「企業人」として語りたがったりもしますが、守るべき節度を守ってもらわないと大変なことになる危険性も。時代が時代ですから「○○の内定者が居酒屋で大騒ぎしていた」などとネットで出回ってしまうこともありえます。企業人としての自覚は、早めに教えてあげましょう。

具体的なメニューの例・・・
・「電車や居酒屋などの公共の場で会社の名前を出して話をしない」など機密保持に関わるマナー
・個人情報保護やコンプライアンスの重要性のケーススタディ

3.身だしなみと挨拶


細かいビジネス敬語の習得は入社後に教えても充分間に合います。しかし、好感をもたれる身だしなみや挨拶の習慣については、早くから身につけておくことが内定者自身のためにもなります。配属先で先輩社員にがっかりされないよう、採用担当が入社前にフォローしてあげたいものです。

具体的なメニューの例・・・
・就活スタイルとは違うが好感をもたれるための入社1年目にふさわしい身だしなみとは?
・まずは先輩社員に挨拶をしてみよう!

4.会社へのメール・電話の作法


内定者にとっては、内定先の企業が初めて本格的に社会人として接する企業です。内定期間中は、まずは内定先とのやりとりから正しいコミュニケーションの作法を身につけていくことが、最も実践的な学習になります。取引先とのメールや電話のマナーは入社後に嫌でも直面し身につきますから、まずは身内で練習して(それでも内定者にとってはとても緊張する挑戦です)、適度な自信をつけてもらうことが重要です。

具体的なメニューの例・・・
・提出物を提出する際のマナー
・やむをえず欠席や遅刻をする際のマナー
・会議室の予約をしてみよう

5.チームワーク


新卒入社同期というのは一生の仲間です。内定者研修という機会を通じて、内定者同士がお互いに助け合い高め合える関係性を築けるように会社がサポートしてあげることができれば最高ですね。会社から見れば、内定辞退の予防にもつながります。

具体的なメニューの例・・・
・カラダを使ったコミュニケーションゲーム
アウトドア研修でチームビルディング


企業側から見れば当たり前のやりとりでさえ、内定者にとっては、実は学びの宝庫。入社前の期間中に困らないだけの知識やマナーを伝え、また、自分で知りたいと思った時に自分で調べられるだけの環境を整えてあげれば、まずは充分といえるでしょう。

内定者も配属先も双方がHAPPYになれる、そんな研修の企画の一助になれば幸いです。


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