奈良の大仏、鎌倉の大仏につづくのは誰だ!?
ながらく世界の注目の的となってきた日本三大大仏論争に、そろそろ決着をつけます。
今回紹介する候補仏は東京大仏。
▼東京大仏基本データ
・種別・・・・・・阿弥陀如来坐像
・所在地・・・・・・東京都板橋区
・像高・・・・・・8.2m(基壇・蓮台を含めた高さ12.5m)
・完成年・・・・・・1977年(昭和52年)
※参考として、奈良の大仏14.98m、鎌倉の大仏11.3m
▼アピールポイント
奈良・鎌倉の共通項といえば、かつては政治の中心地であったということ。
その点において東京大仏は、まさに先輩方に肩をならべて恥じない堂々たる名前を持っている。
青銅製の坐像であるところも、二大大仏と共通している。
ふっくらした背中もチャームポイントのひとつ。
▼懸案事項
大きさの点では、奈良・鎌倉よりも小ぶり。
▼観光のポイント
最寄りの下赤塚駅から徒歩20分弱と、
東京のわりにはアクセスはやや不便。
歴史は浅い大仏だが、あえてサイズで二大先輩を追い抜かないあたりに奥ゆかしさを感じる。
造形にもどこか品がある気がする。大仏界の癒し系担当。
本堂から大仏を望む。そうはいってもなかなかの大きさであることがわかる。
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