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子育てに学ぶこと 第一回

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子育てをはじめて5か月。わが子(双子)はすくすくと育っています。
毎日のようにできることが増え、きのうはなかった表情があらわれ、新しい感情の芽生えを感じます。
そんな中、親としての私と妻は、多くの親たちがそうであるように、まさに手探りで、わが子のためと思えることを尽くしています。育児の最中に感じることをいくつかお伝えすることで、ささやかながらこれから生まれるいくつもの新しい命への支えになればと思います。

【1】感情表現は身につけるもの

大人は生きている中で、たくさんの感情を他人にぶつける方法を知っています。怒る時は手を振り上げ、顔をあからめ、大声を出す。楽しい時は、手をたたき、笑い合う。それらはいつ身につけたものでしょうか?
赤ん坊には泣くことしかできません。それは、おなかが空いたから。眠りにつけないから。どこかしらが痛いから。理由はさまざま。でも大人にはそれを見分けることは困難です。もちろん日々の暮らしの中で、じょじょにおそらく正解だろうと思うことは見えてきます。ただ本当に正解だったかどうかはやっぱりわからない。それぐらい表現のバリエーションが少ないのです。
大人は泣く時に、しくしく泣いたり、怒りながら泣いたり、笑いながら泣いたり、それだけでなくもっと多くの感情をあらわにしながら泣きます。それはどこかでいつの間にか獲得した感情表現です。
「感情」は生まれながらに持っているかもしれませんが、「表現」は生まれながらにして持っているわけではないのだろうと思います。

この「表現」は後天的に身に付くものなのでしょう。「表現」が苦手な人はおそらく豊かな「表現」の中で育たなかった。または「表現」が大切なものだと思えない環境下で育ったのかもしれません。

表現力は育つものです。それは幼い時程よいでしょうが、大人になってからでも遅くはありません。
「表現」を身につける方法は数知れずありますので。その話はまたの機会に。

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