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革新的な金融サービス、VALU(バリュー)ってなんだ?

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みなさんは「VALU(バリュー)」という言葉をご存じですか?最近話題になっている「VALU(バリュー)」の紹介や仕組み、メリット・デメリットについて紹介させて頂こうと思います。また「VALU(バリュー)」の問題点などについても触れますので是非ご覧ください。

VALUとは?

「VALU(バリュー)」というのは、法人でいう「株式」のようなしくみを個人が使えるものに応用しておきかえたもので、株式会社VALUによって運営されている革新的な金融サービスです。

株式では、会社の運営資金を集める為に会社が株を発行し、その株を購入する株主は会社から優待や利益に応じ配当を受け取ることが出来ます。少々荒っぽい言い方にはなりますが、企業などが株を発行するのではなく、個人が株を発行して資金集めが出来るサービスだと考えてもらえればいいのではないでしょうか。またVALUは暗号通貨「Bitcoin」で取引することができ、株式会社のように資金を集めることができます。個人発行の株のようなものを「VA」とよび、「VA」の保有者を「VALUER(バリュアー)」と呼びます。
VALUでは、個人の価値はSNS上のフォロワーやユーザー数によって時価総額が決まります。そのため有名人ほど時価総額が高くなる可能性があります。各個人に対して投資をする場合にBitcoinを使用します。Bitcoinで株である「VA」を購入すれば、あとはほぼ株式と同じで、価値が上がる事により利益になり、下がる事によって損失となっていきます。

VALUを利用している有名人は?

・堀江貴文
・イケダハヤト
・Hikaru(YouTuber)
・はあちゅう

上記のようなインターネットで有名な人達が主に利用しています。2017年8月中旬時点でイケダハヤトさんは68億円、ホリエモンこと堀江貴文さん32億、Hikaruさんは14億、はあちゅうさんは13億もの時価総額を手に入れているそうです。

VALUと株式の似たところ、違うところ

株式会社では、様々な要因で投資家からの評価が高い企業ほど人気があり、それに伴って株価も上がります。株を購入したときから株価が上昇した分の差が株主にとっての利益になります。それと同様にVALUでも、VAの価値が上がった差額が利益となることはほぼ同じですね。

株式の場合、「株主優待」というものがあり、株以外の形で会社が運営するサービスへの優待などが受けられます。例えば「株主優待券」を持っている事により、物を半額で購入が出来たり、ご飯が無料になったりなど様々な株主優待があります。VALUでも同様にVALUERに対して、株主優待のようなしくみがあります。どういった優待を実行するかは出資を募っている人が決めることができます。

違っているところもあります。VALUではVALUERが出資を募っている人に対して意見を言う事が出来ません。利用規約に、VA購入は発行者に対する経営権や支配権を獲得するものではないと記されています。株式会社に対しての株主は「株主総会」に出席し、その会社の経営方針等に意見をする事が出来ます。株主の権限によって、社長の退任や新しい社長や取締役の就任などにも影響力を持っています。株式会社というのは、上場会社では特に株主の権限が大きいと言えます。その点ではVALUは異なっており、出資を募った人が自身のビジョンはもちろんあらゆる決定を自由にくだす事が出来て、それに対してVALUERが口を出す事は出来ません。VALUは応援の気持ちを表す特別なステータスのようなもので、出資金の用途やリターン等については発行者に委ねられるのです。

VALUはまだまだこれからのサービスですが、現時点ではどんどん利用者は増えています。しばらくは増加傾向でしょう。メリット・デメリットは様々ですが、個人の価値を売るという画期的な商品であることは疑いようがなく、さまざまな可能性を秘めているサービスになっています。出資してみるか、出資を募ってみるか、一考してみてはいかがでしょうか?

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