今回ご紹介する株式会社ジェイエスビーは不動産の賃貸管理を行っている会社です。
不動産というと近年は投資用としても人気な高階層マンションや民泊、シェアハウス利用を目的としたものが注目されていますが、ジェイエスビーでは設立以来学生向けマンションに特化した運営を続けています。
■ジェイエスビーってどんな会社? 5秒でわかるようにまとめると…
学生向けマンションを企画し運営管理している会社
■ジェイエスビーのトリビア5選
①40年以上の歴史がある
ジェイエスビーの歴史は1976年の株式会社京都学生情報センター設立が始まりで、
当時から学生を対象とした物件紹介を手がけていました。その後1990年にジェイエスビーが設立され、京都学生情報センターの業務を引き継ぎました。
②約60,000戸を管理
ジェイエスビーが管理しているマンションの戸数は平成29年4月時点で60,154戸、管理棟数は1,584棟となっています。また、東北大学や拓殖大学などの大学寮の管理も行っています。
③マンション稼働率は98%!
全国で60,000を超える戸数の稼働率は毎年98%以上と高い水準を維持しています。
学生向けに特化していることで入退居の時期が予測しやすいことや、学生という似た生活習慣の人が集まることもあって住みやすい環境であることが高い水準を維持できている要因の一つと考えられます。
④宿不足問題に無償で宿泊先を提供したことがある
2017年の受験シーズンに九州大学の入学試験と、人気アーティストのコンサートが同時期に行われることにより宿が不足するという問題が起きました。これに対しジェイエスビーは受験生に対しマンションを無償で提供し話題になりました。他にもチャリティでアフリカの学校を支援するなど、社会貢献意識の高い企業です。
⑤高齢者向けマンション事業も開始
ジェイエスビーではそれまで培ったノウハウを活かし2013年から高齢者向けマンションの供給を始めています。職員を24時間待機させるなど、介護を想定したシステムを用意しています。
ジェイエスビーの強みは学生向けに特化していることで、景気に左右されにくく需要が安定していることです。しかし将来を見た場合、日本では少子化により学生向け物件への需要低下が予想されます。ジェイエスビーではその対応として、地方から学生が流入してくる都市部の事業を強化したり、不足している高齢者向け住居への転換をすることでリスク軽減を図るとしています。事業の特性上、ジェイエスビーが上場をきっかけにして急激な成長を見せる、ということは難しいかもしれませんが、学生と高齢者への住居提供という公共性の高い事業において、今後も着実に成長を続けていくことでしょう。
参考:
http://www.jsb.co.jp/information/company_mansion.html
http://www.hs-sec.co.jp/book/pdf/45.pdf
https://news.infoseek.co.jp/article/atpress_122215/
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