東京ってどんなイメージでしょうか。
次々オープンする高層商業ビルや、2時間並んでやっと食べられるパンケーキ、話題のインスタ映えスポット、などなど、連日テレビや雑誌では、東京に関する情報があふれています。
もちろん人が集まる華やかな場所も東京の魅力ではありますが、実は今ひっそりとブームになっている場所があるんです。それは……。
東京裏路地さんぽ
江戸時代に花開いた文化の都市東京は、かつての戦争や震災などの被害から区画整理を繰り返し、現在も都市開発で、新しい街並みへと変化し続けています。
しかし最近、変わらず残されている東京の景色を求めて、表通りを一歩入った裏路地を「さんぽ」する人たちが増えているんです。
そこで今回は、旅のプロフェッショナル、阪急交通社さんが発表した「東京23区内の裏路地ナンバーワン」に選ばれた、神楽坂を散策してみました!
https://www.atpress.ne.jp/news/139300
神楽坂
神楽坂は、東京都新宿区にある早稲田通りの、大久保通り交差点から外堀通り交差点まで伸びる「神楽坂」という名前の坂と、その坂を中心とした周辺の住宅街の地名です。
かつては武家屋敷が並び、大正時代は花街としても栄えた歴史ある街でもあります。
神楽坂の道は、東京大空襲のときに区画整理されず、入り組んだ小道がそのまま残っています。
細い路地裏の石畳の風景は、パリのモンマルトルにも似ているといわれ、歩くだけでも風情ある景色を楽しむことができます。
この日は夕暮れ時、地図を見ず気の向くままに面白そうな裏路地を散策しました!
神楽坂下「神楽小路」
神楽坂の坂下から歩き始め、人気甘味処「紀の善」横の道を入るとすぐに神楽小路があります。
「○○横丁」、「××小路」といった通りがたくさんあります。
道がわからなくなっても、大きい通りにすぐ戻れるので、迷うことはありません。
しかし神楽坂下から坂上に向かう中腹はなかなかの急こう配で、張り切りすぎると息切れがしました(笑)。
「神楽坂の毘沙門さま」善国寺
メイン通りの神楽坂の中腹を過ぎたところに「毘沙門さん」と呼ばれ地元の人にも親しまれるお寺、善国寺があります。
境内にはなぜか、人気グループ「嵐」に関する願い事が書かれた絵馬がたくさんありました。
実はこの善国寺、2007年に嵐のメンバー、二宮和也さんが主演したドラマに登場し、それ以来ファンにとっては聖地のひとつになっているそうです。
本多横丁
善国寺から道を挟んだ向かい側、本多横丁周辺にはさらに細い道があるそうです。
少しずつ日暮れてくると、街灯やお店の明かりが灯りはじめ、大人の街へと雰囲気が変わっていきます。
大人がやっとすれ違えるほどの細い路地も。
このあたりを歩いてみて個人的に気に入ったのは、突然あらわれる階段です。
勾配があるので、階段の上から景色を眺めると神楽坂の路地裏のあいだから、遠くに高層ビルが見えたりします。
古いものと新しいものが共存する、東京の温故知新を感じます。
看板猫さんとの出会いも。
この日は約1時間ほど、行き当たりばったりに散策しましたが、入ってみたいお店や気になるカフェなどたくさんありました。ぜひまた行ってみようと思います。
二度三度と訪れるたくなる裏路地さんぽ。
みなさんも神楽坂の新しい魅力を見つけに、ぜひ行ってみてください。
神楽坂通り商店会公式ホームページからは詳しい神楽坂マップを見ることができます。
http://www.kagurazaka.in/kagurazaka-map/
※裏路地は地元の方々の生活の場でもあります。マナーを守って個人が楽しむ範囲で散策をしてください。