全国のLIXILショールームの運営管理を行っているLIXIL Advanced Showroom様。アソブロックは、2018年より社内報の編集企画から実制作までお手伝いさせていただいています。今回、数ある制作会社のなかでどうしてアソブロックを選んでいただいたのか、実際にお仕事をしてみてどうだったのか。ご感想を伺いにインタビューしてきました。
ご協力いただいたご担当者さま
株式会社LIXIL Advanced Showroom
人事総務部 部長 打越かおり さま(写真 左)
同 総務課 社内広報担当 加藤浩生 さま(写真 右)
(インタビュア:外部パートナー 田邊宏明)
―アソブロックさんとのお付き合いはどのくらいになりますか?
打越さま: たしかもう1年半くらいになりますね( ※2019年7月時点)。
―この1年半、いかがでしたか?
加藤さま: お世辞とかじゃなく、楽しく仕事させてもらってます。編集会議のときなんかは、なんだか穏やかな気持ちになりますから (笑)。関係性もフレンドリー、ということでいいのかな?
―はい、いいと思います(笑)。それでは本日はいろいろとお話を聞かせてください。
打越さま 加藤さま: はい、よろしくお願いします。
―早速ですが、あらためて社内報の制作背景を教えてください。
打越さま: まず、LIXIL Advanced Showroom(以下LAS)はLIXIL製品のショールーム運営を担っている会社です。各都道府県に1拠点ずつあるのですが、ショールーム間が離れているため、お互いの状況を知りにくい環境にあります。
また、LIXILグループはいくつかの会社が集まってできた会社で、当時は社内文化もバラバラでした。さらにLIXIL本体の支店や支社にショールームが隣接されていることもあって、ショールームで働くコーディネーターはLASへの帰属意識が高くありませんでした。
そこでインナーコミュニケーション強化を目的に、社内報をつくろうということになりました。
―紙媒体で社内報を制作されていますが、webではダメだったんですか?
加藤さま: コーディネーターの働き方や環境を考えると、紙のほうが読んでもらいやすいかなと。社内イントラや社内SNSはあるのですが、コーディネーター一人ひとりがPCを持っていなくて。PCもショールームに数台あるだけという環境のなか、webで情報を発信しても、あまり見てもらえないんじゃないかと。
実際、過去に今後の取り組みや会社の方向性について社長の動画を週1回のペースで配信していたこともあったんです。
―結構なハイペースですね。
加藤さま: そうなんです。でも、知っている人もいれば、全然知らない人もいるという状況でした。
―ネット配信なら、スマホでも見られて便利だと思うのですが。
打越さま: 社内ルール的に、社内イントラはスマホからのアクセスが禁止されているんです。会社で決めた取り組みを進めようと情報発信しても、webだと情報伝達にムラが出てしまう。だったら、確実に一人ひとりの手元に届くよう紙媒体にしようとなったんです。
―社内で企画制作する企業も多いなか、外部に協力を求めた理由は?
打越さま: ノウハウがまるでなかったことが大きいですね。なので最初は、他社はどうしているんだろうと知人のツテを辿っていろいろと話を聞きに行っていました。そうすると、どうやら社内報の制作している会社があるらしいぞと。他にもネットから他社の社内報を請求してみたり、セミナーに参加してみたりと、いろいろ情報収集はしましたね。
―そのなかで、アソブロックさんにいつ出会ったんですか?
打越さま: そもそものきっかけは、いろんな方に相談しながら、別の方を紹介してもらうなどを繰り返すなかで、あるとき事例として大手人材企業さんの社内報を見せてもらったんですね。その社内報を手がけていたのが、アソブロックさんでした。そこから直接やりとりが始まったんです。
―第一印象はいかがでしたか?
加藤さま: インパクト抜群でしたね (笑)。とにかくまず話を聞いてみようと、我々からアソブロックさんの会社にお邪魔したんです。そのほうが相手のことを知れるかなと思って。そうしたらオフィスはおしゃれだし、庭やベランダもあるし。応対してくれた方、今もメインで担当してくれる方なんですが、茶髪で。これはふつうの会社じゃないぞと。
―衝撃的な出会いだったんですね(笑)。ちなみに、他に社内報を制作している会社の話は聞かなかったんですか?
加藤さま: 何社かに連絡を取らせていただきました。で、いろいろと話を聞いてみて、最終的にアソブロックさんにお願いしようと。
―決め手はなんだったんですか?
加藤さま: あえていうなら遊び心でしょうか。
―遊び心ですか。
加藤さま: 社内報を通じて、もっとLASのことを好きになってほしいとか、楽しく仕事をしてほしいという思いがあって。だったら、堅苦しい内容よりも楽しさを感じられるほうがいいんじゃないかなと。アソブロックさんからは、そういう遊び心の匂いがしたんです。あとは、楽しく仕事できそうかなと。
―実際にお仕事を一緒にやってみて、いかがでしたか?
加藤さま: ギリギリまでわがままを言わせていただいているなか、いつも満足できる社内報に仕上げていただいていると感じています。
編集会議では、読者アンケートをもとに議論しながら企画を決めていくのですが、毎回いろんなアイデアをいただけます。制作進行に関しても、制作スケジュールや紙面レイアウトなどこちらの意図を汲み取りつつもご意見をいただけるので、コミュニケーションもまったく問題なくスムーズにやらせてもらっています。
―アソブロックさんと一緒にやって、よかったことは?
加藤さま: ひとつは、社内報制作の知識やノウハウを得られたことですね。社外との取材の段取り、制作フロー、原稿チェックなどのフロー面はもちろん、コンセプトを軸にした企画の立て方などを知らなければ、統一感のない社内報になっていたかもしれません。
もうひとつは、社外の方から客観的なご意見をいただけることです。毎日おなじ風景を見ていると、どうしても視野が狭くなりがちになります。社内だけでつくっていたら、内輪だけで盛り上がるネタになりかねませんから。だからこそ、外部からのご意見を取り入れられたのは大きいですね。
―社内報制作でこだわった部分はありますか?
加藤さま: LASに関心を持ってもらうため、読者であるコーディネーターさんに関わっていただくことですね。といっても、編集会議に参加してもらうとかではありません。取材をさせていただくこともそのひとつですし、読者アンケートの声で何を知りたいかを聞いて、企画の参考にしています。「社長の密着1日」や「成果が出ている他拠点のナレッジ共有」などはアンケートの声から実際にカタチになりました。
―社内報をはじめて1年半立ちましたが、社内の反響はいかがですか?
打越さま: 実感値として、社内報の認知は上がっていると思います。当初はコーディネーターの方に取材依頼するのにもイチから説明していたのですが、今では社内報のタイトル「ラララ」で伝わるようになりました。
ショールームに足を運ぶと「読んでるよ」という声をよく聞きますし、親や家族に見せて喜んでもらったというご意見ももらいました。
―課題だったインナーコミュニケーションの強化はいかがでしょう?
打越さま: 以前より本社や他のショールームが何をしているかわからないという声は減っているような気がします。ただ数値として測っているわけではないので、どこかのタイミングで従業員アンケートを実施する予定です。
また、副次効果として、LIXIL本体でも社内報を読んでいただけているみたいで、支社側とのコミュニケーションツールとなっているようです。たとえば、毎年活躍しているコーディネーターを「スペシャルコーディネーター」として表彰しているのですが、社内報でスペシャルコーディネーターに選ばれた方を取り上げたんですね。その結果、そのコーディネーターがいる地域の支社の方にも読んでもらったみたいで、自分のお膝元のショールームが活躍していると喜んでいただいているようです。
―今後もいろいろと波及効果が現れそうですね。それでは最後に、アソブロックに期待することを教えてください。
加藤さま: まずは、これまで以上に楽しく関わっていただきたいですね。
あと、従業員に会社の動きやメッセージを伝えるという点においては、社内報だけにこだわるつもりはありません。インナーコミュニケーション強化のために、アソブロックさんはアイデアをまだまだ隠し持っている気がしていますので、新しいご提案をお待ちしています。
―本日はありがとうございました。
打越さま 加藤さま: こちらこそありがとうございました。