今、若者の中で銭湯カルチャーがあつい!
全国の銭湯は、経営困難や後継者がいないこと等が理由で、多くの銭湯が廃業していっています。しかしそんな中、銭湯という場所を生かした新しい取り組みが増えています。銭湯自身が独自のメディアをもったり、休業日にお風呂場でライブを行ったり。
銭湯の魅力を再認識し、日本の大切なカルチャーである銭湯を盛り上げています。
銭湯は、お風呂に入る場所から、歴史ある建物や、芸術的な壁画を楽しむ場所、はたまた新しいカルチャーを生み出していく場所として進化しています。
東京高円寺 小杉湯「銭湯ぐらし」
東京の高円寺にある銭湯「小杉湯」が運営するオウンドメディア「銭湯ぐらし」。
小杉湯の横にある、2018年に解体が決まっている風呂なしアパートを利用して、銭湯と暮らしの可能性を探るという試みです。実際にアパートに住む人々が自分の得意分野を活かし、銭湯という場所を使って新しいカルチャーを提案しています。
京都 銭湯メディア 「京都の銭湯」
次は、京都の銭湯が147件紹介されている、銭湯メディア「京都の銭湯」をご紹介します。
「京都の銭湯」ではエリアごとで銭湯の検索もできるので、自分がいる場所から一番近い銭湯をさくっと調べることができます。京都には歴史ある建物の銭湯も多くあるので、観光地のひとつとしての銭湯の利用も大変人気です。
このサイトで特に面白いのは「タイル絵特集」。
京都の銭湯では、タイル絵を中心とした銭湯壁画を楽しむことができるそうです。
銭湯に描かれている絵といえば、きっと富士山を思い浮かべる方が多いかとは思うのですが、京都のお風呂屋さんでは、定番の富士山だけでなく、京都が誇る世界遺産やアルプスの景勝、はたまた架空の植物などさまざまなタイル絵がみれるとのこと。
そんなタイル絵をピックアップして紹介しているのがこちらのページです。ただ近いだけでなく、気に入ったタイル絵の銭湯に行くなんてのもいいですね。
東京 銭湯メディア 「TOKYO SENTO」
webで[東京 銭湯]と検索するとでてくるのが、「TOKYO SENTO」というメディア。
このメディアは地域のコミュニティーとしての銭湯を提案しています。
特にメディアの中で印象的なのは、『ゆは、かわいい』という企画。
http://tokyosento.com/tag/ゆはかわいい
日本の女の子の「キュートじゃなくてkawaiiを伝えたい!」という目的のもと、銭湯という日本の文化に、今を生きる女の子のkawaii文化を重ねて銭湯紹介をするという試みなのです。
銭湯におじいさんやおばあさんのイメージがある人は、驚きではないでしょうか。
ここで紹介したのは、ほんの一部の銭湯カルチャーです。
銭湯の取り組みはお風呂という場所からどんどん広がり、地域のコミュニティーの場所としてもとても注目されています。地域を盛り上げる、人の出会いを生む「銭湯カルチャー」は今後ますます面白くなりそうで、目が離せません!
個人的には、夏の暑い日の銭湯後のビールもすごくおすすめです。