「ハンコ文化」は日本独自の文化というのを知っていますかそんな日本の文化を活かしたWWF (公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン)の「WITHスタンプキャンペーン」がとても面白いので紹介します。
それは 名字と動物が一緒になるスタンプ
まずはよくわかるキャペーン動画をご覧ください。
日本独自のハンコ文化
日本で最も古いハンコといわれているのは、「漢委奴国王印」です。日本史のテストにでてきたなぁと記憶にある方も多いのでは? この金印(ハンコ)が発見されたのは江戸時代の事で、田んぼの中なら偶然見つかったものだと記録されています。中国の後漢書にその存在が記されているので、古事記の時代に中国から伝わったものという事になります。日本のハンコ文化は実はとっても長いのです。
WWFってなに?
名前は知らないけど、パンダのマークを見たことはあるっていう人は多いかもしれません。WWFとは、「World Wide Fond(世界保護基金)」の略称です。世界の約100カ国で活動している環境保護団体。絶滅危惧種の保全活動を始め、野生生物の生息地を守ることと同時に、利用のあり方・つきあい方を改善していくことをめざし、様々な活動をしています。
つい押してしまいそう。自分の名字と動物のコラボハンコ
最初にご覧いただいた動画は、WWFが日本の「ハンコ文化」を活かして行っている「WITHスタンプキャンペーン」。
わたしは、ギリシアリクガメでした。
「WITHスタンプキャンペーン」は6月の環境月間に合わせて開催されたもの。名字の一部分が絶滅危惧種の動物シルエットに変換され、実際にハンコとして注文もできるというキャンペーンです。動物シルエットの動物の生態、絶滅危惧レベルなどがわかる仕組みになっています。対応する日本人の名字は2万2000以上で、使用されている動物シルエットは111種類あるそう。世界には多くの動物が危機に瀕していることがわかります。
名字のなかに動物シルエットが入っていると、不思議と自分ごとのように思えて、知らなかったギリシアリクガメに興味が湧いてきます。動物シルエットの、動物の生態についても見やすく紹介されています。なお、動物のモチーフが入っているハンコでもオリジナルハンコとして利用できるのもポイントです。宅配便や領収書、会社書類、履歴書、日常生活でハンコを使うタイミングで使用できるから嬉しいですね。「その動物なんですか」なんて会話もうまれそう。購入金額のうちの600円分がWWFの環境保全活動に寄付される仕組みになっています。
ぜひ、自分の名字を打ち込んで試してみてください。プレゼントにも良さそうですね。
日常では身近に感じられない「絶滅危惧種」の存在を、日本人に身近なハンコと掛け合わせることで、グッと近いものに感じることができる取り組みです。編集の力はすごいなぁと、あ総研編集部、感心してしまいました。
「WITHスタンプ」特設サイト:https://with-stamp.jp/