最近、展示会出展のクライアント様から
「主催事務局から、ブース内に商談席を必ず設けるようにしきりに勧められるが、やはり商談席は必要でしょうか?」
という相談を受ける機会が増えました。
たしかに商談席は、あるに越したことはありません。
“Webでも簡単に情報収集ができる時代に
わざわざ展示会に足を運ぶのはじっくり腰を据えて話がしたいから”
という声も、来場者の中には確実に存在します。
ただ、予算が潤沢でスペースにゆとりのある出展社であれば迷うことはないのでしょうが、
大多数の企業は、限りのある展示スペースのなか取捨選択をしてレイアウトを決定されますよね。
そんななかで、商談席はどこまで優先されるべきか。
それは出展の目的によって判断されるべきです。
たとえば、いちばんわかりやすい例として
展示即売型とでもいいましょうか、
「会期中に○○件商談を成約させるぞ!」ということが目的の出展の場合、
商談席は必須でしょう。
一方、出展目的は新規見込客の獲得であり
「会期中の名刺獲得○○件以上!」ということが目標の場合、
限りある展示スペースをむりやり商談席に割いてしまうことは
集客・応対の効率を下げてしまう恐れがあります。
まれに「出展目的は認知度の向上!」と仰るにも関わらず
事務局に勧められるがままに、
あるいは「あわよくばその場で成約も取れたらラッキー」という下心から
ブースのオリエン要件になんとなく商談席の設置を含めている出展社さんもお見かけしますが、
やはり“二兎追うものは一兎も得ず”な結果に終わりがちです。
まずはしっかりと出展の目的を整理し、
何が達成されれば出展は”成功”といえるかのゴールを設定することが
有意義な展示会出展の第1歩であり、
結果として商談席の必要性の判断軸にもなると考えます。
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