2017年3月に東京証券取引所のジャスダック市場に上場したことでも話題になった「株式会社ほぼ日」。その前身が、コピーライターの糸井重里氏の「東京糸井重里事務所」であることは有名ですが、実際のところどのような仕事をしている会社なのでしょうか。業務内容を中心にご紹介します。
1．「ほぼ日刊イトイ新聞」を発行
「ほぼ日」といえば「ほぼ日刊イトイ新聞」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。1998年6月6日に発行されて以来、ほぼ毎日配信されている新聞です。新聞という名前ではありますが、内容はというと、糸井重里氏のエッセイになっています。ファンにはたまらなく魅力的な新聞ですね。内容はゆるく、ゆったりと息抜きに読めるタッチのものになっています。
2．「ほぼ日手帖」の販売
「ほぼ日手帖」という手帖も販売されています。「ほぼ日手帖」は４月始まりの手帖で、１日が1ページになっています。何を書いてもよくて、仕事のこと、遊びのこと、なんにもなかった日のこと、写真を貼っても構わないのです。自由に使える日記のような手帖。一年が終わると、書いた人のLIFEがぎっしり詰まった手帖が完成します。
3．ほぼ日オリジナル文房具の販売
ほぼ日では、手帳以外にもオリジナルの文房具をいろいろ販売しています。手帳カバーのポケットにちょうど入るノートやふせん、手帳のマス目サイズにぴったりの印鑑やシールなど、遊び心あふれていて、でも、実用的なオリジナルの文房具です。「ほぼ日いぬねこ健康手帖」といって、ペットの健康状態を記録できるキュートなノートもあります。愛犬家の糸井さんならではのグッズですね。筆記具も筆箱に全部揃えて入れたくなるようなラインナップです。書き味のいいものや発色のいいもの、携帯するのにおすすめの筆記具など、用途に合わせて使い分けるのがおすすめです。
4．「ドコノコ」というSNSの提供
「ドコノコ」って知っていますか？ 「ドコノコ」は、動物の写真を投稿して楽しむSNSです。自慢のペットの写真でも構いませんし、旅先やお散歩の途中で見かけた気になる動物の写真をアップしてもいいのです。犬や猫の成長記録としても役立てることができますが、その子がどこにいるのかということも分かるので、ご近所さんを見つけたり、迷子のペットを探す時にも役立てることができます。
5．出没自在な「TOBICHI（トビチ）」活動
TOBICHI（トビチ）は、ほぼ日刊イトイ新聞が外に飛び出てアクティブに活動する場所のことです。たとえば、ある日はギャラリーであったり、また別の日はイベント会場であったりします。主に南青山にある2つの建物が使われていて、ほぼ日グッズの販売や常設展も行われています。
6．「相馬で気仙沼さんま寄席」
「相馬で気仙沼さんま寄席」は、2012年3月に始まったイベントです。全国の人たちがわざわざ気仙沼まで足を運びたくなるような落語会を開いて、みんなで働いて、気仙沼から「目黒のさんま祭り」に贈るさんま代を稼ぎましょうという主旨で開催されています。2013年、2015年にも実施されたのですが、2017年も9月に開催される予定です。夜はみんなで打ち上げをしたり、ワークショップや朝市も楽しめます。
7．カレープロジェクト
カレープロジェクトは、ほぼ日とカレースターと言われる水野仁輔さんの共同プロジェクトです。フードトラックプロジェクト「カレーの車」や通学講座「カレーの学校」を水野さんや東京カリ～番長と一緒に運営し、カレーの面白さや奥深さを伝えるプロジェクトです。日本のカレーをもっと楽しみたい、そんな方に嬉しいプロジェクトです。
8．「ほぼ日ストア」の運営
ほぼ日ストアは、Web上の商店街のようなものです。いわゆるネットショップですが、販売されているものが他のお店では購入できないようなものばかり。料理家のなかしましほさんの「おやつミックス」や「おらがトマト」という北海道余市町の中野さんが作るトマトジュース、Tシャツに合わせたい大人のネックレスなどこだわりの商品がいっぱい並んでいます。
9．「せいかつの楽しみ展」
2017年3月、六本木ヒルズの一角に金・土・日曜日だけ、ちょっとした街を作ったのがきっかけで続いている「せいかつの楽しみ展」。あっちを見たり、こっちを見たり、ワクワクしながらお買い物ができる、そんな体験がいつでもできるよう、Web上のショップが作られました。一点ものから、量産品でも人に勧めたくなるようなものが並んでいます。
ほぼ日、なんだか肩肘張らなくても、毎日がとっても楽しくなるような企画がいっぱいの会社ですね。ほぼ日手帖に毎日の出来事を書き留めたり、ある日は白紙だったり、ある日はWebショップで楽しく買物をしてみたり。ほぼ日は、いろんなコンテンツで私達を楽しませてくれる会社です。
