【プロジェクトの背景】
“再就職”をもっとポジティブに
「アウトプレースメント、その考え方を変えたいんです」。そうネクストキャリア(当時)さんに言われたのは2009年夏頃のこと。リーマンショックの影響で、財政状況が悪化しリストラを余儀なくされる企業が増える中、アウトプレースメント、つまり従業員の再就職支援サービスは引く手あまたの時期でした。「アウトというのは”会社から押しだす”という意味。もっと皆が自分の意志で胸を張って再就職できるように、わたしたちは”セーフプレースメント”を目指したい」。それがネクストキャリアさんとのお付き合いのきっかけでした。
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【完成したメニュー】
エキストラ俳優20名が気持ちを表現
企業側の立場でリストラ代行をするんじゃない。もっと1人1人に寄りそうネクストキャリアの在り方はどうすれば伝わるのか。議論を重ねながら、対象者が初めて再就職支援サービスにふれる時にその安心感・あったかさが伝わるコミュニケーションツールを作ろうと着地しました。対象は落ち込んでいる人から、今後こうしたいと意気込んでいる人まで色々。皆が最初のページを開いた時に「そうそう、今こんな気持ちなんだ」とほっとできるように、再就職者の心象で索引を作り、それぞれの気持ちを体現したエキストラ俳優さん20名を集めてツールの制作を行いました。
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【続々オーダーされるツール制作】
名もなきサービス
“ネクストキャリアのセーフプレースメント”を伝えるコミュニケーションツールをいくつか制作し、一息ついた矢先、頂いたのはまた別のオーダー。内容は「人事総務向けの新サービスをどう売っていくか」。名前もついていないそのサービスは誰の課題をどう解決できるものなのか。それは他と比べてどんなエッジがあるのか。競合のパンフレットを取り寄せ、自社のポジショニングはどこなのか議論し、それを伝えるためには何をどう説明すべきか、サービスの名付けからPRツールの制作に携わりました。
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【その後】
細く長く、ときには深く
その後もお付き合いはゆるやかに続いています。「新しい事業部ができる」「対象者がキャリアを考えるツールを刷新したい」「簡単に会社を伝える自己紹介資料がほしい」。その度にお話を伺い、目的を決め、それに向け何を伝えるべきか議論し、コミュニケーションツールを作り上げています。
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商品/サービス名: 新規事業立ち上げ支援、サービス案内パンフレット制作
担当プロデューサー:奥居初音
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