東京生まれ東京在住ですが、23歳から3年間だけ、仕事の都合で大阪に住んでおりました。
思いのほか水が合いまして、温かい人情にも恵まれ、とても楽しい3年間でしたが、
一方で、最初は戸惑ったことや困ったことも、ないわけではありませんでした。
これから大阪に移住するという人も多いと思いますので、
この場を借りて役に立つかどうかわからない超個人的な教訓をお伝えしたいと思います。
1.冷麺に気をつけろ!
某餃子チェーンに入って「冷麺」を頼んだら「冷やし中華」が出てきました。
「冷やし中華」がことさら嫌いなわけではないですが、東京では冷麺=韓国冷麺のこと。
そのつもりで頼んだので、ものすごくがっかりしました。
いまだに私の人生のがっかりランキング1位の座を譲りません。気をつけて。
関西行くと、いわゆる「冷やし中華」を冷麺と呼ぶんですよね。クレクレマンツアー泉佐野遠征時にそれを初めて知って軽くカルチャーショックでしたw
— まっだべ?さすらいの食べ人 (@madda_be) May 31, 2011
2.「ツレ」に気をつけろ!
私「こんど、だんじり観に行くんすよー」
会社の先輩「へー。ツレと行くん?」
私「え、いえいえ、友達とですよ」
会社の先輩「!?」
ということがありました。
はじめて「ツレ」と聞いたときに
「連れ合い」という言葉もあることから
なんとなく恋人や配偶者というニュアンスを感じたのですが、
(用例:『ツレがうつになりまして。』)
大阪では同性の友人のことを指すようです。気をつけて。
3.「京橋」のイントネーションに気をつけろ!
大阪で私が住んでいたのは「京橋」という駅でした。
東京にも「京橋」がありますが、イントネーションがちがいます。
東京の人が聞いたらひっくり返りそうな「京橋」のイントネーション
これが大阪では普通です😏😏 pic.twitter.com/ZB4gSqcCgD
— ゆうたろう@11/24撮影会参加! (@Niigata115_N23) September 10, 2019
「どこ住んでるん?」と聞かれて
東京のイントネーションで「京橋です」と答えると、
びっくりするくらい通じませんでした。
多少は汲み取ってくれればいいのに、それはもうびっくりするくらい通じませんでした。
(もしかしたら通じないフリをされただけかもしれません)
ついでに言うと東京の京橋と大阪の京橋では、街のイメージもほぼ180度ちがいます。
京橋に住んでいると告げると「ディープなとこ住んではるなぁ」という反応をされることがほとんどでした。
個人的にはとても住みやすかったですけど。
4.「てんや」がないぞ気をつけろ!
天丼チェーンの「てんや」。
とっても好きなのですが、大阪には全然ありません。
調べてみたら、かろうじて難波に1店舗あるだけの模様。
移住の際は覚悟してください。
5.「ジョナサン」もないぞ気をつけろ!
「ファミレスといえば?」で関東の人なら
まず間違いなく5番目以内には名前が挙がるであろう「ジョナサン」が、
なぜか大阪には1軒もありません。
もしや?と思い「ジョナはん」でも調べてみましたが、やっぱりありませんでした。
移住の際は覚悟してください。
6.「かやくごはん」を恐れるな!
お蕎麦屋さんなどで、主食とセットで「かやくごはん」がついてくることがあります。
「かやくごはん」=「炊き込みご飯」です。
爆発することはないので、恐れる必要はありません。
7.「ハトヤ」の歌は通じないから気をつけろ!
移住していちばん困ったのがこれです。
「♪伊東に行くならハ・ト・ヤ」という、東京ではある一定以上の年齢の人なら誰でも知っているCMソングを、大阪の人は知りません。
さらに恐ろしいことには、うっかり「え、ハトヤを知らないんですか?」みたいなことをこぼそうもんなら、「♪京橋は~ええとこだっせ~」という歌なのかどうかさえよくわからない呪詛で対抗される始末。
まったく話がかみ合いませんでした。
大阪でハトヤは禁句です。気をつけて。
おとなしく有馬温泉にでも行きましょう。
それではみなさん、楽しい大阪暮らしを!