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知っていそうで意外と知らない株式会社東芝の雑学10選

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倒産するのか、政府が救済するのか、その経営は瀬戸際とさえ噂される東芝ですが、それはさておき創業100年を超える歴史を誇る大企業。さまざまな見どころがあるのも間違いのない事実です。東芝にまつわる様々な雑学を集めてみました。

 


1. 東芝の創業者ってどんな人?

東芝の創業者は田中久重。江戸時代最も有名だった発明家で、ゼンマイじかけのからくり人形や和時計、電話機から、果ては蒸気機関車まで作ってしまう好奇心と創造性にあふれた人だったそうです。そのため、またの名を「からくり儀右衛門」と呼ばれています。この田中久重が日本のエジソンと呼ばれる藤岡市助と出会い、1875年、東芝芝浦電気が誕生しました。

 

2. 「東芝日曜劇場」をご存じですか?

昭和の時代、日曜のゴールデンタイムともなれば、家族で「東芝日曜劇場(現・日曜劇場)」を見るのが常だったという方も多いのではないでしょうか。東芝日曜劇場は、1956年から放送が始まり、東芝1社がスポンサーになっていました。テーマソングの「光る東芝の歌」は、松下電器(現・パナソニック)の「明るいナショナル」に負けじと作られた歌だったそうです。

 

3. 人気番組「サザエさん」のスポンサー料っていくら?

東芝は、国民的テレビアニメ「サザエさん」のスポンサーをしていることはご存じの人が多いはず。1998年からは複数社のスポンサーがついていますが、昔は、東芝1社だけでスポンサーになっていました。ザザエさんのスポンサー料は、月間7,000万、年間約8億にも上ると言われています。白物家電事業を手放した東芝ですが、やはりサザエさんが一般消費者に与える親しみやすいイメージは、企業として手放し難いもののようです。

 

4.「サザエさん」に登場する家電に注目してみると…?

東芝がスポンサーになっている「サザエさん」ですが、茶の間や台所に登場する家電製品は変遷しているのでしょうか。実は、変わっていないように見えて、徐々に家電製品も変化しています。ずっと同じ商品が並んでいては、視聴者の購買意欲も刺激されないと考えたのか、テレビはブラウン管から薄型に、電動シェーバーや携帯電話も登場するようになりました。

 

5.警視庁爆発処理班も動いた一斗缶事件

2015年、東京都港区芝の東芝本社前、新浜公園に「萩の月」というお菓子の袋に入った一斗缶が発見されました。「爆発物では!」という市民からの通報に、警視庁の爆発処理班も機動。当初、このあたりは「かりんとう」が名物という場所でもあるので、一斗缶の中身はかりんとうではないかと思われたのですが、缶の中にはせんべいが詰まっていたそうです。

 

6.親子で行って無料で楽しめる「東芝未来科学館」

神奈川県川崎市にある「東芝未来科学館」をご存じでしょうか。ここでは、最先端のテクノロジーを楽しみながら体験できる催しがたくさん用意されています。なかでも50万ボルトの電気をため込んだボール型の静電気発生装置は、一度触ってみるとびっくりします。髪の毛が静電気を含んでふわっとブラシについてくることがありますが、このボールはもっと強力で、髪全体が逆だって、ふんわり立ち上がります。ピリピリ電気が走るなどということはないので、ご安心を。

 

7.よみがえった万年時計

東芝の創業者である田中久重氏は、なんでも器用に作ってしまう好奇心に満ち溢れた人でしたが、彼が作ったものの中でも有名なのが「万年時計」です。東芝未来科学館では、この万年時計を復刻させました。この万年時計は、6面体になっていて、彫金が施されています。それぞれの面には、時刻だけでなく、月の満ち欠けや干支などが表示され、さまざまな時の流れを感じることができます。万年時計は、国の重要文化財にも指定されています。

 

8.ビートルズと東芝の意外な関係

昔、東芝の傘下には音楽関係の事業を手がける東芝EMIという会社がありました。そこでディレクターをしていた高嶋弘之という人物が、ビートルズが初来日した時の仕掛け人だと言われています。当時、日本を熱狂の渦に巻き込んだビートルズの来日公演、東芝EMIはなくなってしまいましたが、この公演のことは時代を経ても語り継がれるのではないでしょうか。

 

9.世界一高いタワーのエレベーターも東芝製

世界一高いタワーといえば、東京スカイツリーです。そのスカイツリーのエレベーターは、東芝が作りました。40人乗り、600mで、しかも大容量エレベーターとしては、国内最高速なのだそうです。大型巻上機や大容量ドライブシステムの開発、昇降に耐えうるワイヤーロープなど東芝の技術が結集されています。

 

10.東芝製の「野菜」をご存じですか?

横須賀にある「東芝クリーンファーム横須賀」では、水菜やバジル、レタス、ほうれん草などの野菜が生産されています。とはいっても畑で生産されているのではなく、完全に外界とは隔絶された封鎖型の工場で、人工照明と不純物を除去した電解機能水で栽培されています。雑菌や害虫の被害に合わず、天候にも左右されないので、安定供給できるのがメリットです。

 


 

社の存続をかけて苦悩の日々を送る東芝ですが、長い歴史の中で培われた東芝ならではの技術、その底力をまだまだ見せてもらいたいですね。

 

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