WordPressはただインストールしただけでは半分も真価を発揮していません。WordPressを導入したことによる最大の恩恵は、プラグインの存在といっても過言ではありません。
しかし、WordPressのプラグインはあまりにも数が多い上、説明文が英語ばかりでいざ導入と考えても挫折してしまうことがあると思います。
そこで今回は初心者でも比較的導入がしやすく、どのようなサイトに導入しても効果があるプラグインを10個紹介します。
それぞれのプラグインの導入目的とそれによる効果について解説したいと思います。
「Login rebuilder」
初期設定のWordPressはログイン画面のURLが「wp-login.php」ですが、このままでセキュリティ的に問題があります。ログイン画面のURLを変更するだけでも、単純でですが非常に効果的なセキュリティ対策になります。
そんなログイン画面のURLを簡単に変更できるのが「Login rebuilder」です。説明文も日本語なので分かりやすく設定内容も単純明快。注意点としては設定したURLはブックマークしておかないと、自分もログインできなくなることです。それを差し引いてもセキュリティ強化の恩恵が大きいため、是非導入をおすすめします。
「SI Captcha Anti-Spam settings」
コメント欄やログイン画面に画像認証機能を追加できるのが「SI Captcha Anti-Spam settings」です。設定画面は英語だが一番上の「Login form」にチェックをすることで、ログイン画面にも画面認証機能が使えるようになります。機械的なスパムとログイン画面への総当り攻撃に効果的で、下記の「Akismet」と組み合わせるとかなりのスパム対策となります。
「Akismet」
記事のコメントが悪質なスパムであるか自動的に振り分けるのが「Akismet」です。
最近のWordPress(執筆時点4.8)ではデフォルトでインストールされていますが、有効化されていません。有効化する方法ですが、プラグイン設定画面から「APIキーを取得」リンクからAPIキーを取得して、取得したAPIキーをWordPressにて入力すれば完了です。
登録先のサイトは英語ですが登録後は特に使用せず、設定画面は日本語なので安心して使うことができます。
デフォルトでは「スパムを常にスパムフォルダーに振り分けレビューする。」ですが、スパムは見たくないという方は「スパムを常にスパムフォルダーに振り分けレビューする」にしても良いでしょう。サイトのアクセス数が増えるとスパムの数は増えるので、早いうちにスパム対策を実施することは大切なことです。
「Google XML Sitemaps」
記事を更新したとき、サイトマップを作成して自動的に検索GoogleやBingに送信を行ってくれるのが「Google XML Sitemaps」です。新しい記事を書いたときにも自動的にサイトマップを更新して検索エンジンに送信をしてくれるため、記事を書いた直後でも早いときは数十秒程度で検索エンジンの結果に表示されるようになります。当然、検索結果に記事が出るまでの時間は早ければ早いほど良いので、是非導入してほしいです。
「Broken Link Checker」
サイト内で無効なリンクがあるか定期的にチェックしてくれるのが「Broken Link Checker」です。例えば別サイトのサービス名が変更してしまい、リンク先がなくなってしまった。そんな無効になったURLに気付くことができます。見つかったURLについては正しいURLに修正するだけでなく、リンクだけ解除する状態にも設定可能です。
また、プラグインを有効にするたけでもリンク切れは取り消し線が付き、見た目でも分かるようになるので、導入するだけでも効果がありおすすめです。
「All in One SEO Pack」
せっかくコンテンツを充実させても誰も見てくれなければ意味はなりません。見てもらうには検索結果の上位にあればあるほど見てくれるようになります。そういった検索結果の上位に表示されることをSEO対策と呼びますが、実現するにはHTMLや検索エンジンの知識が必要で敷居が高いです。そんな煩雑さを解消してくれるのが「All in One SEO Pack」です。
インストールして有効し、記事を投稿してみましょう。下の画面に検索結果のプレビューとして編集できる部分が増えており、検索結果に記事内容とは別の内容を表示できます。もちろん、今まで書いた記事についても変更が可能です。