奈良の大仏、鎌倉の大仏につづくのは誰だ!?
ながらく世界の注目の的となってきた日本三大大仏論争に、そろそろ決着をつけます。
今回紹介する候補仏は聚楽園大仏。
▼聚楽園大仏基本データ
・種別・・・・・・阿弥陀如来像
・所在地・・・・・・愛知県東海市
・像高・・・・・・18.79m
・完成年・・・・・・1985年(昭和60年)
※参考として、奈良の大仏14.98m、鎌倉の大仏11.3m
▼アピールポイント
日本最古の鉄筋コンクリート製大仏。
奈良の大仏(像高約14.7m)、鎌倉の大仏(像高約11.39m)よりも大きい。
公園内に唐突にあるため、拝観料不要。
それどころか、お賽銭箱の底が抜けており、投げ入れた賽銭すら足元に転がって戻ってきた。
私欲への執着を捨てきった徹底した利他っぷりはまさに仏の鑑。
▼懸案事項
歴史あるわけでもなく、また、牛久ほどでかすぎもしないと、
決め手にはやや欠けるか…。
▼観光のポイント
駅近物件。
というか、駅のホームからすでに頭部が見える。
上述の通り、公園内に唐突にあるので、
地元の方からすると、ただの散歩道。
子ども、お年寄り、ヤンキーと色々な人が
何事もなく日常風景として大仏の前を通り過ぎるさまは
非常にシュールな味わいがある。
聚楽園駅のホームから大仏を望む
▼同じテーマの記事一覧
第1回 牛久大仏
第3回 東京大仏
第4回 兵庫大仏
第5回 但馬大仏
第6回 三浦大仏
第7回 壺阪寺大仏
第8回 日本寺大仏
第9回 布袋大仏