奈良の大仏、鎌倉の大仏につづくのは誰だ!?
ながらく世界の注目の的となってきた日本三大大仏論争に、そろそろ決着をつけます。
今回紹介する候補仏は但馬大仏。
前回に引き続き、兵庫県にある大仏です。
▼但馬大仏基本データ
・種別・・・・・・釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来の木造大仏(坐像)3体
・所在地・・・・・・兵庫県美方郡香美町村岡区川会642(長楽寺)
・完成年・・・・・・1994年(平成6年)
・像高・・・・・・阿弥陀如来像 15.2m
釈迦如来像 15.8m(光背と須彌壇と蓮座で総高は25.3m)
薬師如来像 15.2m
※参考として、奈良の大仏14.98m、鎌倉の大仏11.3m
鳥取県鳥取市と兵庫県豊岡市のちょうど中間くらいの山奥の小さな村に
突如として現れる巨大な寺院が、但馬大仏のある長楽寺です。
▼アピールポイント
1体1体が奈良の大仏よりもでかい。
それがなんと3体並んでいる。
こんな場所は日本中、いや世界中探してもここだけだろう。
まさに1箇所で「日本三大大仏」状態。
▼懸案事項
上述の通り3体で1セットなので、これを「日本三大」に数えてしまうと、
なんだか根本からむちゃむちゃになってしまう。
▼観光のポイント
3体もいるので、とても強そう。
圧倒的な威圧感。ただしいたずらに恐れる心配はない。
向かって右の薬師如来。見分け方は「薬壺を持っている」。
3体のうち回復担当と思われるので、勝つためには最初に倒すのがいいだろう。
真ん中の釈迦如来。見分け方は、説法をする際のジェスチャーみたいなポーズ。
大ボスと思われるので、薬師如来の次に集中して倒してしまい、相手の戦意を削ぐのが定石だろう。
向かって左の阿弥陀如来。見分け方は人差し指と親指を輪っか状に結んでいる。
衆生を極楽浄土に導いてくれる仏なので、たぶん即死系のアビリティを使ってくる。
最初に魔法を封じてしまう戦略が必須だ。
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